かみ合わせ治療とオーラルケア改善 (2)
口・歯 診療のこと
口に症状を感じ、来院する場合、入れ歯・怪我・虫歯の治療・感染した根の治療が多く、保険治療もそれぞれしっかり対応しています。歯周病は5歳の子どもから日本人の90%以上が感染発症していますが、症状がなく歯肉からのわずかな出血があったりする程度。40歳を超えてからかみ合わせの変化や、歯が割れたり歯列が開いて気づきますが、遅すぎます。
歯周病初期予防の大切な学童期に保険対応の治療目的ではなく、歯周病で来院することも今まで少なくて、虫歯治療の時に指摘されても、症状がないので治療動機になりにくい病気です。歯周病の予防改善には、長いキャリアで卓越した指導や管理が必要で、時間もかかります。患者さん自身の意識の変化がなければ一時的に殺菌消毒する3DSも、虫歯治療や指導も、数か月後には再感染発症になります。健康状態を定期的に診てもらう歯科ドッグメンテが大切です。
(2019年6月執筆)