完全に歯周病感染をなくす方法とは?(5)
口・歯
歯を食い縛る、歯ぎしりをするなどの癖がある人の歯のエナメル質を顕微鏡で見ると、目では見えないヒビが多数見られます。歯に外傷性破壊を起こすtooth contact habit(TCH)の癖がある人が、界面活性剤(ラウリル酸)を含んだ歯磨剤や、歯を白くすると謳った研磨や吸着、美白ビーズという無水ケイ酸シリカや炭酸カルシウム、ハイドロキシアパタイトを含む歯磨剤で毎日手入れをしていると、マイクロクラックという目に見えないヒビが成長して、優しいはずの研磨・美白成分や清浄剤が作用し、歯が溶けるように崩れていきます。
数年使っていると歯の根元のエナメル質がなくなり、Ph6.5でカルシウムが溶け象牙質が露出し知覚過敏で歯がしみます。歯のかみ合わせ面がすり減り、顎のかみ合わせも偏って低くなります。頭がい骨の重さが頸椎に掛かり、バランスが崩れ、頸椎軟骨に障害が出たりします。これらの原因TCHを予防するのが、舌トレーニングです。
(2019年2月執筆)