鼻呼吸と歯並びの関係(2)
予防 口・歯
医療安全を考えた予防歯科で、50年後のあなたのお口の中の安全を目標にした治療を受けましょう。使われる材料の安全も必須ですが、歯は鼻とともに呼吸と咀嚼と嚥下、発音や頭蓋の位置安定維持に重要な役割を担っています。
鼻呼吸ができず口呼吸をしていると、口内の細菌やウイルスが増加し、鼻腔の奥・上咽頭にあるアデノイドリンパが肥大して、口呼吸の癖がつく場合が多いのです。お口に虫歯や歯周病菌感染がある状態がいかに全身的に怖いものか。口呼吸を無意識にしているため、口の周りや頬の筋肉が緩み筋肉が低下し、顔つきがアデノイド顔貌(アデノイドが肥大している特有顔)と呼ばれる様相になっている人が多いことが分かるはずです。キーワードは、「アデノイド顔貌」「病巣感染」で検索してください。
30歳以降の病気の元は、口呼吸から始まっていると言えるくらい怖いものなのです。顎関節症だけではありません。
(2018年12月執筆)