夏に増えるダニ・カビによるアレルギー症状
アレルギー 季節の注意
ダニ・カビは喘息の原因となるアレルゲンの一つです。家屋内に最も多く生息するのがチリダニです。チリダニは血を吸ったりするマダニと違い0.3mm程度で目に見えず、人やペットのフケ・カビ・食品のカスなどをエサに、寝具・畳・カーテン・ソファー・絨毯・エアコンの内部などで一年中生息しています。生育に最適な環境は気温20〜30度・湿度60〜80%なので、夏になるとチリダニやカビが大繁殖するため、念入りに室内や寝具の掃除機がけ、寝具・カーテンの丸洗いなどが大切です。
またエアコンの除湿機能は室内のダニ・カビ防止には役立ちますが、エアコン内部は結露でカビが増殖しやすく、エアコンフィルターはこまめに掃除することが必要です。このように夏は喘息やアレルギー症状が悪化しやすいため、調子が良いからといって治療を中断したりせず継続することが重要です。また、咳や鼻水、眼のかゆみなどはアレルギーの可能性もあり、早めに受診することをおすすめします。
(2018年7月執筆)