ノミ・マダニ
ペット 季節の注意
気温や湿度が高くなると身をひそめていたノミ・マダニは活発になります。ノミは爆発的な繁殖力で寄生するとあっという間に増えます。マダニは持続的に吸血するので体が豆粒くらいになるまで何倍にも膨れます。ノミでは唾液によるアレルギー性の皮膚疾患で広範囲に強い痒みが出たり、マダニはさまざまな病原体を媒介します。人でのSFTSなどの感染症は記憶に新しいと思います。
ノミ・マダニは外に行く子はもちろん、室内で生活している子にも持ち込まれた虫が寄生することがあります。ノミは素早くて見つけにくいですし、マダニは皮膚について吸血するので、急にイボができたと思ってしまうこともあります。ブラッシングやシャンプーも有効ですが、ノミ・マダニは薬で予防することができます。背中にたらすものや食べるものなどさまざまな予防薬があります。3月~11月、特にこの時期、ぜひ予防することをおすすめします。
(2018年5月執筆)