花粉症
アレルギー 予防 季節の注意
今年も花粉の飛散する時期が近づいてきました。花粉症とは春のスギやヒノキ、夏のカモガヤ、秋のブタクサなどの植物の花粉に対して体が引き起こすアレルギー反応で、くしゃみや鼻づまり・鼻汁の他、眼や喉の痒み・咳・湿疹が出たりします。最新の報告では都民の48・8%が花粉症と言われ、小さな子どもでも発症するポピュラーな疾患で問診と鼻粘膜の所見や血清抗体検査などから総合的に診断します。
関東のスギ飛散は2月〜4月で、一度症状が出てしまうと鼻粘膜が過敏になり症状が抑えにくく、症状が出る前からの服用が望ましいです。
最近では眠くなりにくい飲み薬もあり、点鼻薬・点眼薬などを組み合わせて治療を行います。またスギ花粉では花粉の飛散していない時期に始める舌下免疫療法も登場しました。花粉症シーズンを快適に過ごすには、飛散状況をチェックして飛散前に診察を受け、ご自身にあった処方をしてもらうことをおすすめします。
(2018年1月執筆)