37年間続けてきた予防歯科という処方(1)
予防 口・歯
久しぶりに再登場ということで、現状の歯科健康問題を書かせていただきます。
日本の歯磨き常識が、海外では非常識なものが多かった40年前。開業時から歯ブラシスクール、母親教室、老人ホームでの歯の話、地域活動だけでなく全国版の新聞や、テレビを通じて「お口のお手入れ」と名称を変え、柔らかい毛先磨き、液体歯磨きで磨く、歯の間の隣接面のYホルダフロスケアの励行、食後3分ジャストケアなどの活動をしてきました。
まだまだですが徐々に浸透し、昨年から全国のコンビニでもYホルダフロスが販売され、ビッグヘッド歯ブラシや超極細も店頭に並び売れています。予防歯科を標榜し、お口のお手入れを指導するクリニックが増えました。
現状の歯科問題は0歳児から始まる老後問題、歯並びに影響する食育問題、母親や父親の口の衛生管理問題が重要です。10代〜20代の生活環境が劇的に変化する前に、予防的ケアをマスターして健康的な咬み合わせを得てもらいたい。
(2017年7月執筆)