
そろそろ、インフルエンザ予防も
季節の注意 診療のこと
夏がひと段落すると、インフルエンザワクチンの季節になります。インフルエンザは毎年秋口から冬に流行するため、早めの対策が大切です。インフルエンザにかかると、高熱や全身のだるさが続き、他人にうつす可能性も高いため、学校や仕事を休まざるを得ないことも少なくありません。特に高齢者や持病のある人、小さなお子さんや妊婦さんは重症化もしやすいため注意が必要です。
ワクチンは「かかりにくくする」効果と「かかっても重症化しないようにする」効果が確認されています。今年はA型とB型に対応した3価ワクチンで、流行予測に合わせて株が更新されています。接種の目安は10〜12月で、効果は接種後2週間ほどで現れ、約5か月間持続します。
寒い冬に、自分自身を守るのはもちろん、大切な家族や周囲の人にうつさないためにも、予防が肝心です。ワクチン接種を前向きに検討してみてください。
(2025年8月執筆)
