睡眠と寝具の関連について
シニア 成人 背中・腰
睡眠は1日の約1/3の時間を占めており、快適な睡眠・環境の創造は、健康な生活を送るために重要です。睡眠はさまざまな生命現象が同調して働くため、良い睡眠を得るには、特にマットレス(ベッド)や敷布団のような敷寝具が重要です。
睡眠時に体に直接触れる寝具は、体を保持し姿勢を保つために持続性とクッション性が大切で、正しい姿勢を保てること、寝返りがしやすいことなどが重要とされ、これらが睡眠に関連します。また、ある程度の硬さと体圧を分散する柔らかさが重要な要素となります。
柔らかすぎる布団や硬すぎる布団では寝返りの回数が多くなり、睡眠の質が低下することもあります。寝返りは、睡眠中に体の同じ部位が圧迫されて血流障害が起こることを防ぐために生理的に行われている行為です。また、寝返りによって体温を調節して寝床内の温度を保ち、熱や水分を発散して調整する役割があります。
(2024年6月執筆)