健康診断の結果、放置していませんか?
予防 季節の注意 診療のこと
健康診断のデータに異常があったにも関わらず放置するようなことはしていませんか? 健康診断の目的は、健康の保持増進のため、そのときの健康状態を調べることで身体全体から情報を得ることです。再検査になり、がんなどの疑いのある人はもちろんですが、生活習慣病であっても「あのとき受けていればよかった」と後悔しないために必ず受診しましょう。
毎年健康診断を受けていれば、がんが発見されても治療できることが少なくありません。また、生活習慣病は現在症状がなくても後に脳卒中や心筋梗塞などを発症し、それが命に関わるということもあります。
暑さが続く夏には、脱水になることで血糖やコレステロールなどのデータが予想外に悪化することが多く、致命的な症状になるリスクが急速に高まります。子どもの鼻炎や耳あかであっても、鼻詰まりや聴力低下により言葉や心・体の発育に影響を及ぼすことがあるため、必ず受診するようにしましょう。
(2023年7月執筆)