禁煙外来について
成人 診療のこと
社会的に禁煙が進んでいます。1990年頃は男性の60%以上が喫煙していましたが、年々喫煙率は低下し、2016年には男性の喫煙率は30%を切りました(女性は10%を切っています)。しかし、いまだ禁煙したいけれど実現できず、禁煙外来の受診を希望する人も多くいます。
以前は自費診療であった禁煙外来ですが、現在12週間の治療計画における保険診療が適応となっています。保険診療で採用される治療薬は、現在内服薬が長期出荷停止中のため、ニコチネルTTSというニコチン貼付製剤のみとなっています。
当院では、禁煙したいという強い気持ちを持って来院した患者さんと、共に治療計画を考えながら、次回受診までの短期目標を定めて診療していきます。当院での禁煙成功率はおよそ75%です。仮に禁煙治療が失敗に終わったとしても、希望する人には今後の治療再開に向けてフォローアップをしていきます。
(2023年1月執筆)