在宅医療と病院の社会福祉士
シニア 成人
超高齢社会を迎え、在宅生活を支える社会資源が多く存在します。医療保険、介護保険、障害年金、難病医療費助成など、さまざまな社会資源に関して、専門性をもって対応できるのが社会福祉士です。要介護の人には介護保険法、障がい者や難病の人には総合支援法によるサービスなど、その対応範囲は多岐にわたります。
在宅医療は在宅生活と密接な関係にあり、社会福祉士は、患者さんと家族などが幸せを実感できるよう生活をコーディネートすることができます。病院、介護保険事業所、行政などの多岐にわたる関係機関との連携役を担っています。特に病院は、入院患者を在宅医療に送り出す側、在宅医療では引き受ける側でもあり、退院支援をする社会福祉士に在宅医療に関する関心や知識がなければ、在宅医療は広がりません。
病院の他のスタッフが在宅医療をイメージできるように働きかけることが、大切な役割です。
(2022年10月執筆)