白内障の手術時期
目
白内障とは加齢により水晶体が濁る病気で、症状としては、視力が下がる、まぶしくなる、白くかすむ、眼鏡を合わせても見えにくいなどがあります。白内障を治す方法は手術しかないのですが、では、いつ手術すべきなのでしょうか。
答えは、自分が見え方に支障を感じたときです。どの程度の見え方が必要かはその人によって違います。細かいものを正確に見なければならない人は、軽度の白内障でも見えにくいと感じます。逆に白内障が進んでいても日常生活に不便を感じない人もいます。ただし免許更新が関わってくる場合は、不便がないと感じていても、免許更新可能な視力を得るため、手術が必要になることもあります。また、隅角(角膜と虹彩の隙間)が狭い人は、緑内障の発作を起こすリスクがあるため、早めに手術した方がいい場合があります。
自分の白内障の状態と日常生活の不便さを加味して手術時期を考えていくといいでしょう。
(2021年12月執筆)