食物アレルギーの原因食物
アレルギー 時事
2017年に行われた即時型食物アレルギーの全国調査によると、従来通り鶏卵が最も多く、次が牛乳、小麦の順番でした。以下は木の実類、落花生(ピーナッツ)、果物類、魚卵類、甲殻類、そば、大豆が上位10原因食物でした。上位の3食物で全体の67.2%、5食物で80.5%、10食物で95.3%を占めております。
食品別では4位がクルミで以下、落花生、イクラ、エビ、そば、カシューナッツ、大豆の順番でした。過去の調査と比較するとクルミ、カシューナッツがともに調査毎に増加しており、2017年の調査で初めてクルミが落花生を上回りました。考えられる要因の一つとしては、落花生の消費量の減少と、逆にクルミの国内消費量やカシューナッツの輸入量がこの10年でいずれも倍増していることがあげられると思います。クルミはアレルギー表示義務食品ではないので、食品購入時には注意が必要です。
(2020年1月執筆)