病気はコロナだけではありません
予防 時事
今、日本全国で新型コロナウイルスにより外出の自粛を強いられ、生活が一変しています。運動量の減少もその一つです。スポーツクラブは閉鎖され、テレワークで通勤もなくなり、子どもから高齢者まで多くの人が運動不足と相対的な過食の状態です。筋力や心肺機能が落ちるのは驚くほど速く、運動をやめると1か月で筋力は半分近くまで低下します。
特に高血圧や糖尿病などの生活習慣病のある人は、運動不足による筋力低下や体重増加は病状に大きく影響します。このため、生活習慣病が悪化している人が多くいます。コロナは差し迫った危機ですが、生活習慣病も心臓病や脳卒中などの将来の危機になります。
コロナウイルスは人から人にうつるので、人混みや近距離での他人との接触は感染の可能性がありますが、住宅地や郊外でのウォーキングなどは感染の可能性が低いので、タイミングをみてぜひ続けてください。
(2020年4月執筆)