症状からみる病気〜目やに〜
ペット 目
「朝起きると愛犬の眼に目やにが!」なんてことはありませんか? 目やにとは眼の老廃物が固まったものです。通常、この老廃物は涙によって目頭から鼻涙管を通って鼻へ排出されます。日常で犬や猫が鼻を鳴らして飛び散るものは鼻汁ではなく涙のことが多いです。睡眠時はこの涙が少ないため、鼻涙管へ流れることができずに内眼角(目頭)に溜まって目やにとなります。
しかし、日中でも目やにが多い、いつもと色が違う、粘り気がある、そんなときは注意が必要です。犬や猫は床や地面の近くで生活していることも原因になります。家の中で家具や物にぶつかる、散歩中に眼に埃が入ったり、草が当たることによる眼の外傷なども多いです。毛が眼に入る場合は、短めにカットすると手入れもしやすいですね。いつもと違う眼の異常は眼の病気だけでなく、他の病気も潜んでいることがあります。
(2019年5月執筆)