「シニア動物」と暮らす(5) 白内障
ペット 目
何だか目が白いなあ。濁って見えるなあ。こんなことはありませんか? 人と同じくワンちゃんやネコちゃんも、老化に伴い白内障になることがあります。光を通し、焦点を合わす働きをしている「水晶体」が白く濁ってしまうことで、目がかすみ視界がぼやけてしまいます。
白濁が進行すると物が見えなくなってしまいます。白内障の初期段階であれば、点眼薬や内服薬で病気の進行を抑えることができます。同じように目が白くなったり、濁ったりして見える症状でも、別の原因で目の表面の角膜が白くなることもあります。
しかし、水晶体は目の奥にあるため、表面を見ただけではそれを判別することはできません。階段の上がり下がりが上手にできなくなった、よく物にぶつかるようになったなど、些細なサインを見つけたら、一度診察を受けることをおすすめします。
(2017年9月執筆)