口腔粘膜と関節軟部組織過緊張連鎖
シニア 口・歯
最近、口の中の口腔粘膜の筋紡錘(感覚受容、反射センサー)の刺激により、体の半身の筋肉や関節が緊張し、いろいろな症状や関連痛を出現させることが分かってきました。そこで歯の尖りや形を調整することで、今までは原因が不明だった筋肉の痛み・緊張が消失することがあり、これを関節軟部組織過緊張連鎖と言います。関節神経学では、人間は無意識の反射により、体はずれると考えられています。体は全身と繋がっているので、歯の形が脳に反射し、体に不具合が生じると考えます。症状の8割位が口の中にあると言うことは海外では注目されていますが、日本ではまだまだ認識されていません。現代科学では、体に良いか悪いか測る機械はなく、治療は対症療法ですが、痛みの原因はもしかしたら口の中にあるかも。You Tubeで紹介されている「認知症と義歯 症例7・8」という動画が参考になるので、見てください。
(2016年10月執筆)