予防的ケアと除去ケアの違い (11)
予防 口・歯
予防タイミングケアは食後3分でフロス重視で行いましょう。利点は、菌数少なくバイオフィルムも隣接面と歯の根面だけで、食べかすもサラサラで歯ブラシは1〜2分で充分なのです。テクニックがない人でもきれいになり、磨き残す心配は歯の間だけ。そこでY字ホルダフロスと歯ブラシを使用すると90%以上落とせます。鋸型・糸だけフロスは歯周病の好発部位となる奥歯ケアが立体的にできず、歯ブラシとフロスのプラーク歯面除去率は71%に留まります。歯ブラシと歯間ブラシでは80%です。しかし歯間ブラシは歯隙間が大きくなった人には良いですが、歯肉下がりのない若い人が使うと歯周病は進行します。また歯の接触点周囲のプラークは除去できず脱灰進行でエナメル質マイクロクラックや虫歯になります。歯ブラシだけだと50%台、Y字ホルダフロスと歯ブラシでは90%以上。使用するならどれを選びますか?
(2016年1月執筆)