
デンタルケア(1歳未満編)
ペット 口・歯
人でもペットでも、日々のデンタルケアは非常に重要ですが、ライフステージによって意識することに特徴が出ます。今回は、まだ乳歯、あるいは永久歯に生え変わってきたくらいの時期について話そうと思います。
一般的には生後1カ月齢くらいで乳歯が生え、生後6カ月齢で永久歯に入れ替わります。しかしこの時、乳歯が抜け落ちずに残存して歯並びを悪くしたり、歯石が付きやすくなったりすることで、歯周病の進行を速めてしまいます。これは特に小型犬でよく見られ、放置するとしばらくは問題ないように見えますが、時間が経つと顕著に差が出ます。基本的に歯石が付くと無麻酔での処置はお勧めできず、どうしても全身麻酔が必要になります。早めに処置をするためには、日々の口の状態を確認する練習や、ハミガキの習慣付けなどが大切です。その子に合わせてケアを無理なく続けられるよう、作戦を立てることが重要な時期です。
(2025年10月執筆)
								












