HPVワクチン
予防 女性
HPVワクチンのキャッチアップ接種は、2025年3月末で終了となります。2024年度公費助成のキャッチアップ対象者は1997年4月2日~2008年4月1日生まれ(17歳~27歳)の女性です。標準的な接種間隔で3回接種を完了させるには6か月かかるので、公費で完了するためには今年の9月までに1回目の接種を受けることが必要です。なお、2024年度に高校1年生相当である女子も、公費で接種できるのは2025年3月末までです。
HPVワクチンは子宮頸(けい)がんの前がん病変を予防する効果が示されており、子宮頸がんそのものを予防する効果があることが分かっています。当科で使用している9価のHPVワクチンは、子宮頸がんの原因となるウイルスの感染を8~9割予防できます。
日本では近年若い女性の子宮頸がんが増えています。世界的にも広く行われているHPVワクチン接種を、ぜひ検討してください。
(2024年7月執筆)