HPVワクチン
予防 女性 子ども
本年7月24日に、日本小児科学会から全医療機関向けに以下のような内容の案内が出されました。
HPVワクチンは、接種後の多様な症状などの報告を受け積極的勧奨を控えていましたが、子宮頸がんの発症予防効果が国内外で確認され、接種後に何らかの症状を認めた人に対しては、各都道府県に協力医療機関が選定されたことも合わせて、2021年11月から積極的勧奨が再開されました。12歳〜16歳の女子が定期接種の対象ですが、積極的勧奨が差し控えられていた間に接種機会を逃した人に対しても、2025年2年3月までの時限措置としてキャッチアップ接種が推奨されています。
現在3種類のワクチンが使用可能で、いずれも3回接種です。ただし、「シルガード9」というワクチンに関しては、1回目の接種を15歳になるまでに受けた場合、2回接種で十分な免疫を獲得できるため、2回接種でも問題はないとされています。
(2023年9月執筆)