子どもの近視の進行を遅らせるために
子ども 目
昨今、近視の人が増えてきています。現代人の生活では、眼と近い距離でパソコンやスマホ、タブレット、ゲームを行うなど近くを見続けることが増えているため、どうしても近視の進行が引き起こされてしまいます。
普段の生活の注意としては、近距離の作業を30分続けたら、遠くの方に目線を移したり休憩したりすること、最低30cm離して見ること、1日2時間は屋外で過ごすことなどが挙げられます。医療的な方法としては、就寝中装用するコンタクト(オルソケラトロジー)、低濃度アトロピン点眼、遠近両用のソフトコンタクトレンズなどがあります。日光にも含まれる紫色や赤色の光が近視の進行を遅らせるという研究結果も出ており、治験が行われています。
近視が強度になると、大人になっても近視が進行し眼の病気が出てくるため、子どものうちに近視の進行を抑え、強度近視になることを予防したいですね。
(2023年4月執筆)