チョコレートの誤食
ペット
2月はバレンタイン。わんちゃんやネコちゃんがチョコレートを欲しそうな目で見ているかもしれません。しかし犬や猫にとって、食べては危険なものです。チョコレートに含まれるテオブロミンとカフェインの過剰摂取により、中毒を起こすからです。これらはカカオに含まれ、種類によって含有量が変わります。
摂取すると嘔吐・下痢・震え・ふらつき・落ち着きがなく興奮状態になる・痙攣発作などの症状がみられ、最悪の場合、命に関わります。腸が吸収することで起こるので、症状は食べた直後ではなく数時間から半日で現れます。
もし食べてしまったときは、食べた時間・種類・量、今の様子を伝えてください。誤食直後なら病院で吐かせる処置を行います。食べてから時間が経ち症状が出ている場合は、採血を行って体の状態を診て、対症療法を行います。バレンタインにわんちゃんやネコちゃんに贈るのは、チョコレートではなくたっぷりの愛情にしましょう。
(2023年1月執筆)