季節の病気~熱中症~
ペット 季節の注意
今年の夏も厳しい暑さが続いています。気温25度を超えたら注意しなければならないのは、人と同様、わんちゃん・ねこちゃんの熱中症です。熱中症は、高温多湿な環境にさらされることで体温が上昇し、高体温や脱水といった症状を引き起こす病気です。全身を毛で覆われ、汗腺が脚の裏にしかない動物は、気温が25度以下であっても、湿度が高い環境であれば体温調節がうまくできず、熱中症となってしまうリスクが高いです。
屋外では、外出時間に注意しましょう。人よりも地面に近いところを歩くわんちゃんは、気温以上に高温の環境にさらされています。こまめな給水、首に保冷剤を巻く、頸部や腹部に水をかけるなど、体温を下げる努力をしてあげてください。
室内や車内では温度を25度以下になるように維持し、風通しを良くして、自由に飲水ができるようにしてあげてください。温度が26度以上になる閉め切った車内でのお留守番は避けましょう。
(2022年8月執筆)