スマートフォンを使うとき
時事 目
今は大人も子どももスマートフォン(以下、スマホ)を使うことが多くなり、それによる弊害も出てきています。
一般的に書物は30cmほど離して見ることが多いですが、スマホはそれより近づけて見ることが多いと思います。人間の調節能力は30cmより近い距離を見ることが続くと限界を超えてしまい、眼精疲労を生じたり、頭痛や肩凝りが起きたり、近視が進んだり、使い終わった後に近くが見えにくくなったりすること(スマホ老眼)もあります。斜視のある場合は斜視が悪化することもあり、スマホによる内斜視も報告されています。また、スマホに限りませんが、画面を見ていると瞬きが少なくなり、ドライアイも起こりやすくなります。
スマホを使うときは1回の使用時間を減らし、なるべく眼からの距離を離し、使っている最中も時々遠く(部屋の隅などでかまいません)を眺めて、眼を休ませることが大切です。
(2021年4月執筆)