予防接種を受けましょう
予防 子ども 感染症 時事
本年2月に川崎市で開催された予防接種講習会で興味深い情報がありましたのでお知らせします。テーマの一つが新型コロナウイルス感染症が流行している状況下で、現行の予防接種をどのように実施するべきかというものです。
現在、インフルエンザ、RSウイルス感染症、マイコプラズマ感染症だけでなく、麻疹、風疹、水痘なども減っていることは事実ですが、これは出入国の制限や一般的な感染予防策の影響であり、多くの子どもたちが免疫を獲得しているわけではありません。
今はほとんどない麻疹はいずれ海外から感染者が入ってきますし、抗体を持っていない成人が多数残っている風疹も流行は続くと考えられます。家庭内感染や集団保育が原因となりうるHib感染症や肺炎球菌感染症などは、社会生活上の感染予防策では対応しきれません。従って適切な時期を逃さずに予防接種を行うべきであると結論付けています。
(2020年3月執筆)