「何かあったら」ではなく、今のうちにトラブル予防
口・歯
Withコロナ時代において、お口のトラブルは増加傾向です。その理由として一番多いのが、受診中断による口腔環境の悪化です。大阪府歯科保険医協会のアンケート調査によれば、受診中断による口腔状況の悪化は7割に上るという結果が出ています。お口の治療は計画を立てて進めており、患者様の協力なくして治療は進められません。治療を中断している人は少しでも早く再開し、口腔環境を改善する必要があります。
治療中断は、何かしらのトラブルが起こりやすい環境にあります。虫歯治療であれば患部の悪化、痛みなどの再発が挙げられます。義歯やかぶせ物でも、かみ合わせの変化による作り直しが考えられるでしょう。患部の悪化や作り直しは、治療に必要な時間も費用も膨らませます。お口は体の健康を維持する入口です。Withコロナ時代でもお口の健康を守るため、積極的に歯科医院を利用することをお勧めします。「何かあったら」では遅いのです。事前に対応しておくことは大きなリスクヘッジなのです。また、歯科医院は医療機関ですから、十分な感染対策を行っており、安心して治療を受けられる環境になっています。
朝晩は肌寒くなり、年末も近づいています。慌ただしくなる前に治療を中断している人は再開し、お口のトラブルで心当たりがあるのであれば、今から対応しましょう。
(2020年10月執筆)