新生活の前に、お口の健康チェックを
予防 口・歯
歯を失う2大要素はむし歯と歯周病と言われています。歳を重ねるにつれ、歯周病がきっかけで歯を失う人が増えてきます。歯周病は初期段階では自覚症状がなく、気づいた時には進行している場合が多いのが実情です。これを予防するには、衛生士や歯科医など、プロによる定期的なケアと毎日のセルフケアが有効です。
歯科医院で行うケアは歯石の除去、歯の着色汚れの除去、歯周ポケットの深さの確認、唾液量のチェック、歯周病の原因菌の量の確認、バイオフィルムの除去などを行います。自分のお口の健康度を知る上で有効なだけでなく、プロのケア後のお口の爽快感はぜひ知っていただきたいです。また、過去に歯の治療をした箇所のチェックもできるので、修復箇所が摩耗していたり、補綴物と歯の間に隙間があったりする場合なども早めに手当てができ、治療にかかる時間も費用も短縮することができます。
定期的なプロケアとセルフケアを行うことで歯のトラブルの多くは未然に改善できます。新生活を迎える前に、プロケア(PMTC)を受けてみましょう。そして予防歯科の習慣を身につけ、いつまでも健康な口元を一緒に守っていきましょう。
(2020年1月執筆)