インフルエンザ予防接種の必要性
予防 季節の注意
「インフルエンザの予防接種は毎年しなければいけないし、接種したってかかる人もいるし、最近はいい薬があるから受けない」と言う人が多くいます。しかし、インフルエンザは感染力が強く、風邪に比べて症状が重い上、肺炎や脳炎を起こす率の高い疾患です。特に高齢者や乳幼児、心臓・肺・肝臓・腎臓などに慢性疾患のある人や免疫力の低い人には予防接種は必須です。
確かにインフルエンザウイルスは変異することがあり、予防接種をしても罹患してしまう人もいますが、予防接種を受けていれば症状は軽く済みます。予防接種でインフルエンザを完璧に予防することはできません。しかし、インフルエンザに最も有効な手段は予防接種だとWHOが明言しているように、明らかに罹患する確率は減少します。また、自分が罹患しなくてもキャリアとなって家族や周囲の人を罹患させてしまう率も減らせます。
(2019年10月執筆)