最期までおうちで過ごすには? 転倒編(1)
シニア 予防
「平成27年版 高齢社会白書(全体版)」によると、高齢者が「要介護」となる主な原因は、「骨折・転倒」が全体の12.2%を占めています。転倒後の骨折により自信を失ったり、自力で動くことに対して恐怖心を持ったりすると、体を動かさなくなり、筋力が衰え始めて、身体機能の低下を招きそのまま寝たきりになることも少なくありません。
転倒は、高齢者の生活に大きく影響することがあるため、十分な対策を取る必要があります。室内の転倒場所では「居間・茶の間・リビング」の割合が20.5%と最も多く、次いで「玄関・ホール・ポーチ」「階段」「寝室」「廊下」「浴室」の順となっています。カーペットや敷居などのちょっとした段差でも足を取られて転倒することがあるので、注意が必要です。
介護保険を利用して、手すりを取り付けるなどして転倒予防をしておくことも大切です。介護リフォームは補助金の対象となります。
(2019年6月執筆)