完全に歯周病感染をなくす方法とは?(6)
口・歯
テレビでプラーク除去率が90%以上という反復回転タイプのカップブラシの電動歯ブラシのCMをよく見かけます。この反復回転ブラシは歯の根元の部分をよく擦るので、歯の喫状欠損や強く当てて横移動させる場合は歯肉に傷が付き、歯肉退縮やクレフトという切れ込みができます。同じ電動でも音波歯ブラシでは、毛先が全て極小の振動をしているので、反復回転カップブラシの電動のような弊害は起き難いです。
しかし、電動毛先は非常に高速で微振動しているので、歯磨きクリームに美白成分・フルーツ酸・シリカ・炭・炭酸カルシウム・無水ケイ酸などの研磨、清浄材、ラウリル酸などの界面活性の発泡剤が入っていると、エナメル質が薄くなり、10年後には喫状欠損で知覚過敏、歯肉退縮で根面露出となってしまいます。電動歯ブラシの移動は横にしてはダメです! バーチカルスキップブロッティングという動かし方で移動しましょう。
(2019年3月執筆)