完全に歯周病感染をなくす方法とは?(2)
予防 口・歯
正しい磨き方なら1日1回の手入れで充分に歯周病を予防できると言う先生がいますが、間違いです。菌群が食後1時間で厚みと粘着不溶性を増し1万倍以上にも増殖し、そのプラーク(菌膜)内で酸が増え、食後30分でCaが溶け始め、虫歯は進行。酸蝕で歯が溶けることも。酸っぱい飲料や食品のPhがエナメル質を溶かす値の5.5以下だと、イライラストレスで唾液が少ない時や脱水状態では、歯が食中食後に溶けていきます。40歳を過ぎると根面も危険です。
また、電動歯ブラシも、回転カップ振動タイプは毛先が根面を擦りすぎ、歯肉退縮を進行させますので、音波振動のタイプが安全です。食後ケアをせず寝る前だけでは、酸で脱灰がすでに広がり、根元も削れやすくなっています。食後にフロスで酸発生のプラークを抑制しておきましょう。酸性の飲料や食品も多いので、食間にCaやフッ素を含んだガムも有効です。
(2018年10月執筆)