子犬の社会化期
ペット
犬の性格形成には幼い頃の生活環境が大きく影響します。子犬の生後14週齢までを社会化期と言い、親犬や兄弟犬だけでなく、人間や他の動物とも絆を深めることが可能です。犬同士の触れ合いでは、犬特有のコミュニケーション(ボディーランゲージや甘嚙みを含む遊び)を学び、人間とは言葉を介するコミュニケーション(名前を呼ぶ、褒められる、叱られる、雰囲気を察するなど)やスキンシップ(体を撫でる、抱っこする)を積み重ねることで信頼関係を築きます。
社会化期に視覚・嗅覚・聴覚・触覚に子犬がさまざまな刺激を受けることで、将来の生活環境に適応する力が育ちます。さまざまな音を苦手とするワンちゃんは多いですが、幼い時期にさまざまな音に慣れておくと、大人になっても過剰に反応しにくくなります。無理強いせずに、その子犬の性格を観察しながら楽しく行うことも大切なポイントです。
(2018年9月執筆)