プラークコントロール
予防 口・歯
お口の健康について話を聞くときに「プラークコントロールをしましょう」とよく聞くのではないでしょうか。ではプラークコントロールとはどういう意味でしょうか。むし歯や歯周病の主な原因であるプラーク(細菌)はゼロにできれば良いのですが、それは不可能です。プラークコントロールとは細菌の増殖をお口の清掃によって抑制し、むし歯や歯周病などで体に悪い影響を及ぼさないように細菌の量をコントロール(調整)することです。
細菌をゼロにできないのは、さまざまな細菌と人間は共生しているからです。トラブルのないお口の人は、体の免疫力が細菌の量を上回っている理想の状態です。人間の免疫力を上げるのは大変ですが、細菌の量を減らすことは歯磨きなどで比較的簡単にできます。また、常にお口の中の状況を把握し、定期的なプロによるメンテナンス受けることで、お口の状態は良好に保てるのです。
できるだけ健康な歯を残していくために、プラークコントロールをしっかり行い、かかりつけの歯科医院で定期チェックをしていきましょう。歯医者はあなたのお口の健康を一緒に考えるパートナーなのです。
(2018年6月執筆)