なぜ歯周病ケアと治療が必要なのか
口・歯 診療のこと
私たちの健康は食べた食事から栄養を受け取り維持されています。食べ物を取り込む口は大切な体の器官の一つです。歯は消化しやすいよう食べ物を砕きます。その大切な歯を失う2大原因がむし歯と歯周病といわれています。特に40代以降では歯周病によって歯を失う比率が高くなっており(2005年、8020財団調査)、現在では糖尿病や心臓病と同じ生活習慣病の一つと位置付けられているほどです。
歯周病治療は歯の治療をする上で多くのメリットがあります。(1)むし歯の再発と予防、(2)むし歯の患部をよりきれいに削り取れる、(3)むし歯治療に必要な被せものの適合が良くなる、(4)被せものが長持ちする、(5)歯周病が原因の出血や膿でお口の治療が阻害されない、(6)歯根治療など回復がスムーズになる。これだけでも歯周病治療は有効であることがわかります。歯周病治療は歯科医や歯科衛生士による歯石除去やクリーニング、ブラッシング指導から始まります。日々のお口のケアをしながら、健康なお口の状態を保っていくことで引き締まったきれいな歯茎になっていくのです。健康なお口の状態を保てないと、時間とお金をかけて治療した歯はまたトラブルに見舞われるだけでなく、健康な歯にも影響が出てきます。
新生活が始まる前のこの時期にお口の健康チェックをする習慣をつけてみましょう。あなたの健康に役立ちます。
(2018年2月執筆)