白い歯を守るために(1)
口・歯 診療のこと
歯の変色の原因には、生まれつきのものと、虫歯やぶつけたりして色の変わったものがあります。生まれつきのものには、抗生物質による全歯にわたった変色と、エナメル質の形態異常によってできた部分的な変色があります。虫歯やぶつけて神経が死んでしまった歯は、黒く変色してしまいます。
このように変色している歯を白くするには、いろいろな方法があります。(1)歯のまわりを一層削ってかぶせる方法、(2)歯の表面のわずかな厚みだけ削って、薄いセラミックを貼り付けるセラミックベニア法、(3)歯を削らずに歯の中に薬を入れて、中の象牙質を白くする漂白法、(4)表面から薬を塗布する漂白法などがあります。
また、変色原因によって適した方法があるので、一度、担当の先生に相談してみてください。
(2017年3月執筆)