風邪をきっかけに
季節の注意 薬 診療のこと
ノロウイルスやインフルエンザウイルスがまだまだ猛威を振るっていますが、2月になるとスギ花粉が飛散しはじめます。普段は仕事や学業で忙しく、なかなか医療機関を受診する機会がない人でも、嘔吐・下痢・発熱・目の痒み・鼻汁などの辛い症状が出現した時は、診察を受ける機会があると思います。そんな時は、以前に健康診断で異常を指摘された人は診断結果を持参しましょう。
風邪やインフルエンザなどの感染症や花粉症でも、その患者さんによって治療薬が異なる場合があります。また、がんの疑いのある人はもちろん、高脂血症・高血圧・高尿酸血症・糖尿病などの生活習慣病でも、放置しておくと心筋梗塞や脳卒中で命に関わる事態になってしまうこともあります。健康診断の結果をそのままにせず、風邪や花粉症などで受診することをきっかけに、近くの医療機関に相談してみてください。
(2017年1月執筆)