予防接種~狂犬病~
ペット 予防
犬のワクチンの中で、唯一法律で義務として年に1回予防注射を受けるのが狂犬病ワクチンの接種です。子犬の場合は生後91日以降に接種します。狂犬病ウイルスは人間を含む全ての哺乳類に感染し、狂犬病にかかっている動物の唾液や血液などに含まれ、その動物に噛まれると発病します。
効果的な治療法はなく、ほぼ100%の人が亡くなります。海外では多くの発生例が報告されており、世界保健機関(WHO)によると、全世界で毎年約5万人近くが狂犬病によって命を落としています。日本では1956年を最後に発生していませんが、近年さまざまな動物が輸入されており「発生秒読み段階」と言われています。そのため、厚生労働省(保健所など)では狂犬病対応ガイドラインを設け、条件が異なる地方ごとに対策が取られ、すでに計画されています。日本での発生は無くても、予防接種を行ない、家族みんなを守りましょう!
(2016年5月執筆)