
胃がんも細菌が大きな原因の一つです
感染症 胸部・腹部
胃がんの原因の多くは、ピロリ菌という細菌です。ピロリ菌は、胃の防御機構が未熟な乳幼児期に胃に感染すると、その後長く胃に住み着くことがあります。胃炎や胃潰瘍の原因になり、胃炎が長期間続くと胃の粘膜が傷み、胃がんができやすい状態になることもあります。
しかし、幼児期以降にピロリ菌が胃に侵入した場合は、胃の防御機構が完成しているため定着しにくいといわれています。このように一度もピロリ菌に住み着かれたことのない人では、リスクは比較的低いとされています。
もしピロリ菌が感染していても、1週間ほど薬を飲むことで多くの場合は除菌が期待でき、一度除菌されれば再度感染することはまれです。除菌により胃潰瘍などの再発は大幅に減り、胃がんになる確率も低下することが知られています。
まだ検査を受けたことがない人は、一度胃の内視鏡検査と、必要に応じピロリ菌の検査を受けることをおすすめします。
(2026年3月執筆)













