不登校児童における脳の発達凸凹を知る
子ども 診療のこと
「うちの子、他の子と比べても発達がゆっくりな気がする」「得意なことと苦手なことの差が激しい」など、 子どもの得意・不得意などに影響する脳発達のバランスを知るための検査として、田中ビネー式知能検査、WISC(ウィスク)検査などがあります。
これらは年齢に応じて、子どもの知能を測定するための検査で、客観的な数値で子どもの状態を知ることができます。脳の発達凸凹を知ることによって、不登校児童における脳へのストレス要因を知ることができ、学校や家庭での学習の工夫などがより良いものとなります。
不登校になる要因の一つが、脳へのストレスであり、できないことへの劣等感、自己肯定感の低さによることが多いようです。自宅にリハビリスタッフや看護師、医師などが訪問することによって成功体験を多く積むことができると、自己肯定感が上がり、不登校の改善につながります。
(2023年4月執筆)