
熱中症危険度の暑さ指数ついて
予防 季節の注意
熱中症の危険性が上がる環境条件として気温は重要な指標ですが、蒸し暑い環境では気温だけでの評価は十分ではありません。そこで気温の他にも熱中症の発生に大きく影響する環境条件である、湿度、日射・輻射、風の要素も取り入れた指標として「暑さ指数:WBGT(Wet Bulb Globe Temperature:湿球黒球温度)」があります。暑さ指数は熱中症のリスクを評価する環境の指標として活用されています。
WBGTが28を超えると熱中症の危険性が高まるので、外出の際には炎天下を避け、激しい運動は中止することが勧められています。また、31を超えると運動は原則中止、高齢者においては安静でも熱中症が発生する危険性が大きく、外出をなるべく避けることが勧められています。熱中症予防のため、気温だけでなくWBGTも気に掛けてみてください。
(2025年6月執筆)
