
犬のマラセチア皮膚炎
ペット 予防 季節の注意
梅雨に入り、湿度がぐっと高まる6月は、犬たちの皮膚トラブルが増えやすい季節です。特に注意したいのは「マラセチア皮膚炎」。マラセチアは犬の皮膚に普段からいる酵母菌ですが、湿気や皮脂の増加で異常に増殖すると、かゆみや赤み、ベタつき、独特の匂いを引き起こします。耳の中、指の間、脇の下など蒸れやすい場所に症状が出やすいのが特徴です。
初期なら、薬用シャンプーや薬で改善が見込めますが、放置すると慢性化することも。普段から皮膚を清潔に保ち、濡れた体はしっかりと乾かす、通気性の良い場所で過ごさせるなど、蒸れ対策を心掛けましょう。
わんちゃんが体をよく掻く、皮膚がべたつく、体臭が強くなったと感じたら早めに動物病院へご相談を。こまめなケアと早期対応で夏本番に備えましょう!
(2025年5月執筆)
