
涙が出るほどの頭痛?…群発頭痛
頭部・首・肩
群発頭痛は激しい痛みが片方の目の奥から側頭部にかけて起こります。15分から3時間程度持続し、落ち着かなくなり歩き回ったりします。痛む側で涙や鼻水が出たり、目が充血したりしますが、これは痛みのためではなく自律神経の症状です。脳の視床下部にある体内時計に不調をきたし、自律神経に影響を及ぼすためと考えられています。
「群発」とは、ある時期にまとまって起こるという意味です。毎日同じ時間帯に起こりやすく、数週間から数カ月にわたり続きます。その時期が過ぎるとパタッと頭痛はなくなりますが、しばらくの期間をおいて再発します。毎年同じ季節に起こるという人もいます。
市販の頭痛薬はなかなか効かず、生活の質を大きく損なう、つらい頭痛ですので早めに診断してもらい専門的な治療を受けましょう。なお、群発期間中は飲酒や喫煙は頭痛を悪化させますので絶対にやめてください。
(2025年5月執筆)
