患者さん各々のニーズに応じた、納得して安心できる医療を提供
 
「しんゆり脳神経外科クリニック」が上麻生地区に開院したのは2022年12月。街の雰囲気の良さにひかれ、この地で開業したという竹本安範先生は、「麻生区にお住まいの方は病気への予防意識が高いと感じますね。さすが長寿の街だなと思います」と話す。緊張感のある診療科のイメージとは異なり竹本先生の口調はやさしく、患者が安心してかかれるよう丁寧でわかりやすい説明を行っている。
 
■ 1.5テスラMRIを導入、病気を確実・迅速に診断　
　頭痛やめまい、しびれなどの診療から認知症や脳卒中の早期発見、急性期治療後の慢性期ケアまで脳神経の病気に幅広く対応している同院。働き世代や女性を中心に全世代を通して多い頭痛の症状には一次性頭痛と二次性頭痛があり、一次性頭痛は片頭痛や緊張型頭痛といった脳に異常のない頭痛のことをいう。二次性頭痛は脳に異常があっておきる頭痛で、くも膜下出血や脳腫瘍などの病気が隠れている場合もあるため、確実な診断と治療が必要だ。同院では脳の検査に欠かせないMRIなどの高度な機器を揃えており、病気の早期発見と迅速な対応が可能。導入しているMRI装置は高精細の画像を撮影でき、閉所が苦手な人も無理なく検査を受けられるという特徴を持つ。竹本先生は、「地域のクリニックの治療の役に立てたらと思い、他院からのMRI検査の依頼も受けています。患者さんにとっては近所で大病院と同等の検査が受けられるというメリットもあるので、ぜひ活用してもらいたいです」と呼びかける。
 
■ 信頼される脳と神経のかかりつけ医を目指して
　県内有数の中核病院で、脳神経外科医として脳梗塞や事故などによる頭部外傷といった重傷患者の手術、治療を数多く経験してきた竹本先生。開業医となって変わったのは、より多くの患者を診られるようになったこと。「不安な方にはじっくり説明し、早く診てほしい方には迅速に対応するなど、患者さん一人ひとりのニーズに合った診療を心がけています。地域に身近な存在として貢献できるやりがいを感じます」。神経の病気は介護・リハビリなどにおけるサポートが必要な場合も多く、また、脳の病気は生活習慣病とも密接に関係し、その管理も重要。適切な治療を行うために、問診・診察による診断は特に重視しているという。
 
■ 治療薬の開発により神経の病気は治る時代へ 一時的、慢性的な症状が心配な方も気軽に相談を
　医療が飛躍的に進歩し、治らないと考えられていた神経の病気も治るものが増えてきた昨今。「頭痛がちょっと続くなと思ったら気軽に来てください。片頭痛は体質もありますが、今はいろいろな治療薬があります。まずは受診してもらうのが治療への第一歩です」。多彩な検査を受けられる同院でなら、確かな安心感も得られるだろう。