ヒートショックにご用心
予防 季節の注意
あけましておめでとうございます。寒さもより一層厳しい季節になってきました。
皆さん、ヒートショックという言葉を知っていますか? 急激な温度変化で血圧の変動が起こり、身体の不調を来す病態です。めまいやふらつき、失神などが症状として現れますが、特に知っておくべきことは、急性心筋梗塞や脳卒中などを起こすということです。
寒い脱衣所から熱い湯船に入るときや、寒いトイレに入るときなどは、注意が必要です。温度変化は10℃以内が良いと言われています。脱衣所や浴室を温める、熱すぎる湯(41℃以上)につからないなどの工夫をしましょう。また、入浴する前には家族に伝えておき、万が一の際に気付いてもらえるようにすることも大切です。冬は食事もお酒もおいしい時期ですが、飲酒後はヒートショックを起こしやすいことが知られています。飲酒後の入浴はくれぐれも用心してください。
(2024年12月執筆)