アナフィラキシーショック ワクチン大丈夫?
感染症 時事
アナフィラキシーの症状とは、(1)じんましんや唇の腫れ (2)呼吸困難 (3)腹痛や嘔吐 (4)血圧低下や意識障害などがあります。この4項目中2種類以上の症状が出ると「アナフィラキシー」と診断されます。
ファイザー社製のワクチンでは、100万回あたりたった4.7例の報告がありました。特に女性に多く出現していました。しかし、基礎疾患があってもアナフィラキシーが出やすいことはなく、じんましんやアトピー性皮膚炎をはじめ、食物のアレルギーや花粉症の人なども、ワクチンによるアナフィラキシーの発症リスクに差はありません。
もし、万が一アナフィラキシーになっても、アドレナリン・ステロイドなどの治療薬で、速やかな処置によって改善するため、ワクチン接種でのアナフィラキシーショックを心配し過ぎる必要はないのです。コロナ感染による死亡率、後遺症発生率のほうがより高率でリスクが大きいのです。
(2021年6月執筆)