ACPって知っていますか?(4)
シニア 診療のこと
アドバンス・ケア・プランニング(ACP:Advance Care Planning)とは、自らが望む人生の最終段階における医療・ケアについて前もって考える取り組みのことです。
昨年の11月に厚生労働省からアドバンス・ケア・プランニング(ACP)の愛称が「人生会議」になったと発表されました。まだまだ、聞きなれない言葉ですが、アドバンス・ケア・プランニングよりは馴染みやすいと思います。
「人生会議」といっても、司会進行役や議事録は要りません。結論をすぐに出さなくてもいいのです。たくさん話をすることが大切です。自分のことを心配してくれている人たち、みんなで話をして、悩みながら迷いながら会議を進めていきましょう。何を大切にして何が好きなのか、そんな簡単なことから話をするのもいいでしょう。結論を導こうとせず、過程(プロセス)を大切に人生会議をしていきましょう。
(2019年3月執筆)