
歯の形が、肩凝りや腰痛の原因に?
口・歯
肩凝りや腰痛は、姿勢の悪さや運動不足が原因と思われがちですが、実は「歯の形」や「かみ合わせ」が関係することもあります。
歯の尖りやかみ合わせのズレでかむ力のバランスが崩れると、顎の筋肉が緊張し、首や肩、背中、腰へと広がって慢性的な凝りや痛みにつながることがあります。これは「関節周囲軟組織過緊張連鎖」と呼ばれ、身体の一部のこわばりが全身に波及する現象です。また、かみ合わせが悪く下顎が後方にずれると、舌が下がり、のど(気道)が狭くなる場合も。その結果、眠りが浅くなり、朝のだるさや肩の凝りを感じやすくなることがあります。
口の中のわずかな不調が全身に影響することは珍しくありません。歯やかみ合わせを整えることは、見た目やかむ力だけでなく、姿勢や睡眠の質を整える助けにもなります。慢性的な肩凝りや腰痛がある人は、歯科でかみ合わせをチェックしてみるのもよいでしょう。
(2025年10月執筆)
								












